セレス・セラピューティクス(Seres therapeutics)とは
セレス・セラピューティクスは腸内細菌を活用した治療法開発を行っているバイオ医薬品企業です。
NASDAQに上場しており、銘柄コードはMCRBです。
FDAが世界で初めて承認したマイクロバイオーム製剤であるVOWSTを開発しました。
主な開発品
VOWST (SER-109)
18歳以上の再発性クロストリジウム・ディフィシル感染症(rCDI)の再発予防のための医薬品です。
CDIは抗菌薬を使用した患者で起きる感染症で、致死的な下痢や腸炎を起こします。
また、入院期間の延長や入院費用の増加が問題となる疾患です。
米国や欧州ではより毒性が強い菌が出現しており、臨床上問題となっています。
FDAから世界で初めて認可された、経口マイクロバイオーム製剤で、2023年6月に発売されました。
2024年6月に、ネスレ・ヘルス・サイエンスにVOWSTの権利を売却し、SER-155の開発に注力するとの発表がありました。
SER-155
同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)を受けている患者を含む、免疫不全患者の胃腸感染症、菌血症、および移植片対宿主病(GvHD)のリスクを軽減するように設計されたマイクロバイオーム製剤です。
SER-155は、腸内に共生している16種の菌で構成されています。
現在、米国でフェーズ1bの臨床試験が行われており、100日までで重篤な副作用は認められなかったとのことです。
SER-287・SER-301
SER-287とSER-301はいずれも潰瘍性大腸炎(UC)に対して用いられる医薬品です。
現在、SER-287はフェーズ2b、SER-301はフェーズ1bの臨床試験が進行中です。
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